ひざに悩みを抱えている人は多い。
20年ほど前、僕もまたひざ痛に悩まされていたことがある。激しいスポーツはもちろんのこと、山歩きでも、とくに下りが続くと、右ひざが悲鳴を上げてしまうのだった。
サポーターを巻いたり、キネシオテープを貼ったり、サポートタイツを履いたりで、ごまかしてきた。
もちろん、ストレッチやひざまわりの筋肉をつけることもやってみた。
が、「このひざの痛みとは、ごまかしながらつきあっていくしかないのかな」と半分はあきらめていた。
そんなとき、友人から「スーパーフィート」というインソール(中敷き)をすすめられた。
当時、すでにインソールにはこだわっていた。自分の足にあわせて作ったあるメーカーのインソールを使っていたのだ。
自分の足に合ったインソールを使うと、脚の疲れも軽減される。それに、靴擦れが圧倒的に少なくなる。
そんなことから、僕は自分の足型にあわせたインソールを使っていたのだ。
しかし、「スーパーフィートのインソールは、もう一味違う」というのだ。
足回りの安定はもちろんのこと、足骨格の不要なねじれを補正し、ひざなども安定させる、というのだ。
「スーパーフィート」をひと月ほど履き続けるとだまされやすい僕は、さっそくスーパーフィートを使ってみた。
このインソールを入れた当初は、違和感がいっぱいだった。靴の中になにやら大きな異物が入っているようだ。それが骨格のねじれ補正だったのかもしれない。
ひと月ほど履き続けると違和感がなくなり、そしてひざの不安が消えていた (まったくなくなったわけではないが、ほとんど消滅した)。
もっともこれは僕の体験談であって万人に通用する話ではないかもしれない。スーパーフィートを使ったからといって、すべての人の足の不安が解消するわけではないだろう。
ただ、ひとつだけはっきりいえるのは、靴を慎重に選ぶのと同様に、インソールもまた真摯に選ぶべきだ、ということだ。
インソールは、目に見えないところでがんばってくれている。
ひざ痛を防いでくれる「靴の中の力持ち」

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